注意するべき日にち

やっとアメリカのデフォルト問題が一段落ついて、
やれやれ相場ですね。

今回の一連の動きは、
これから先にも繰り返される問題です。

債務上限問題は、根本的な解決が難しく、
コップの周りに板を継ぎ足して、
溢れそうになる水の入る容量を広げました!

という応急処置的なものです。

水をどうやって抜いたらいいのか?

という問題が解決しない限り、
この問題はサイクルのように
持ち上がってくると思います。

という事は、今回の値動きを覚えておけば、
次の債務上限問題が浮上した時、
しめしめ、このパターンが来たぞ!
と優位性を持ってトレードできます。

ただ、その優位性が
持続するものかどうか?
というのはまた別問題です。

アメリカが今抱えている問題は、

債務上限問題(これは解決)
金融緩和政策の出口戦略

おそらく今、
為替相場に関係あるものは
この二つだと思います。

で、債務上限問題が片付いたら、
市場の注目は、金融緩和政策出口戦略に
向いています。

こちらは12月との見方が
強くなっていますが、
微妙に先送り観測などの思惑がでると、
またドルが売られます。

デフォルト回避したドルは
底堅い印象があるけど、
今はユーロの方が強いです。

これは、ユロドルを見ると明らかですし、
合成通貨であるユロ円を見ると、
明らかにユーロに引っ張られてますから、
ユーロが買われているのが、わかると思います。

QE政策(金融緩和)の出口戦略
縮小見送りというのは、為替にとって
マイナス要素です。

なぜかというと、
金融緩和は、お金をたくさん刷るので、
お金の価値が(この場合はドルの価値)が
下がってしまうからです。

逆に、お金がたくさん回れば、
株式相場は上がります。

金融緩和は、為替市場では下落
      株式市場では上昇

という事を覚えておくと、
良いかと思います。

(全てにおいて、これが適用される訳では
 ないですけど)

で、これからの注目日時を
書いておきます。

延期されていた雇用統計は、
10月22日に決まりました。

来月11月1日に発表予定だった
雇用統計も、11月8日に延期です。

消費者物価指数ですが、こちらは
10月30日に発表予定。

そして、今回のデフォルト回避で

「来年1月15日までの予算を確保
2月7日まで国債発行を認める」

との決定で、この期間が近づいたら、
また、同じような問題が浮上してくると
思います。

この先行き不透明感から
ドルがデフォルト回避しても、思い切り
買われない理由となっているんですよね。

今月は指数の日にちが
いつもと違うので、注意して行きましょう!

ではでは、今日もお役に立てましたら
応援よろしくです^^

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