まどか☆マギカとトレードと

今日はちょっと息抜きに映画の話を
したいと思います。

今の時代って、映画はネットで
見られたりとかするので
私個人はなかなか、映画館まで足を
運んだりしないんですよね。


ですが、私の尊敬する
スティーブン・ジョブズの映画が公開に
なったので、よっしゃ!見に行くぞ~と
予定を空けてたら、トレード仲間のA氏に

「お願い!僕と映画見に行って!!」

と言われました。
何でお願いなのか、意味わかりません。

既婚者のおっさんと正直、
二人で映画なんて行きたくないです。
(既婚者じゃなくても行かないです)

私がえーーーっと困っていると、
奥さんが電話に出ました。

「ひなちゃん、悪いんだけど
 ちょっと付き合ってあげて。
もううるさくてうるさくて仕方ないのよ」

「いやいや、S子さん付き合って
あげればいいじゃないですか」

「私興味ないんだもの。アニメだし」

「ああ。アニメですか」

「ひなちゃん【何でも大丈夫】でしょ!
 お礼にご飯ごちそうするから!
 いくら飲んでもいいから!」

「了解です!」

という訳で、取引成立しました。
何でも大丈夫!という言葉が
微妙に気になりましたが、

映画は、テレビ版をみてなきゃわからないから!
とA氏が宅急便でDVDを送ってくれる事に
なりました。
あ、タイトル聞き忘れたよ・・・。
と電話を切った2日後、
DVDが届きました。

早!と思い開けてみると、

「魔法少女まどか☆マギカ」

「・・・」

一瞬、箱を開ける手を止めました。
奥さんが私にご飯をおごってまで、
旦那を私におしつける筈です。

えーと。
魔法少女ものですね。
絵が・・・何というか、萌え系なのか??

私はアニメ好きなんですけど、
ガンダムとか、カウボーイ・ビバップとか
コードギアスとか、ちょっと適度に血が出て
生と死の狭間で苦しみながら成長していく
痛くて凄惨な若者の姿が好きなんですよ。

ですが・・・
これは私の守備範囲外なのでは??

とパッケージを見て、
軽い胸焼けを起こしました。

それに、タイトルが何より、
魔法少女と☆。
☆とか!何で☆!
もうアレルギーが。。。

あー、でも映画約束しちゃったしなぁ。

せっかく送ってくれたんだから、
見なきゃ・・・。

とトレードの待ち時間に
見始めたんですよ。

作画結構いいかも。
これだったら、見てけるかも。
へー戦闘シーン変わってるなー。
おおかっこいい。
安定の先輩キャラ。

まったりした気分で、
3話まで見てたんですよ。
そう、3話まで。

問題の三話。

エエエエエエエエエ!!!!!

ここで度肝を抜かれました。
で、本性を表したエンディングテーマ。

ここで、一気に物語は
不穏な空気に包まれます。

ヤバイ・・・これ。
私の好きな、

「適度に血を出して陰惨で痛い
 思いをしながら
 若者が成長していくストーリー」

そのものじゃないですか!
クライマックスでは、私の好きな
重火器がバリバリ出てきます。

しかも、全12話という短い話数の中で
きっちりと、謎が次々と明かされて、
シナリオラインも綺麗なんですよ。

「完璧な短距離走的作品」です。

絵とかもう、気にならないですね。
むしろ、あの絵だからこの作品なのか!
ともう、ギミックの一つです。

特に後半の10話はもう
「なんですとーーー!」
という展開ですし、その後に1話を見ると、
なんかもう、伏線がすさまじいんですよ。

作品としての作りが、

「全力で視聴者をミスリードに導いている」

という姿勢に感銘を受けました。
これはまるで、
日足レベルのダマシですね!!

萌えアニメの皮を被った狼です。

トレードにおけるダマシも
びっくりすればするほど、伸びがいいように、
ドラマやアニメもびっくりすればするほど、
深い印象が残ります。

家政婦のミタさんとか、
あまちゃんも驚いたけど、

これだけびっくりしたのは、
近年希にないかも。

興味を持っていただけた方に、
申し訳ないので
極力ネタバレは避けます。

タイトルとかで食わず嫌いは
いけないですね。

そういう訳で、きちんとはまってから
行ったので、映画も楽しめました。

ただ、ふと
おっさんと魔法少女アニメを見に行く
なんて、どんなシュールな体験だよ。。。

と何とも言えない気持ちになりましたが、
周囲は、年齢層が高かったですね。
サラリーマン風の人とか。

子供が全くいませんでした。

肝心の映画は

「ガンアクションが凄すぎる」

でした。

A氏がどうしてあんなに映画に
行きたがってたかというと、
入場特典のフィルムが欲しかったようです。

これって、ちゃんとキャラクターが
写っていれば、ネットで何万円もの金額で
取引されるようで、私もわくわくしながら
あけたら

「背景」

でした。

現在のアニメってデジタルで上映できるので、
この配布フィルムは、わざとプレゼントの為に
一回フィルムに焼きなおしているそうです。

色々と貴重な体験をさせてくれた
A氏に感謝ですね。

今回この作品を見て思ったのは、
非常にトレードとの共通点を感じました。

え!?アニメとトレードの
共通点ってなんだよ??

思われそうですが、アニメに限らす、
良質の作品=良質なトレードという
点では一緒だと思います。

アニメや映画は、
音楽・シナリオ・声優・作画・演出などなど
様々な要素から成り立ちますが、

トレードも、長期からの流れ・パターン・
リスク管理・執行できるか?・ポイントの絞込みなど、
様々な要素から成り立っています。

で、面白い作品って、
全てにおいて、手を抜いてないんですよね。
又は、絶妙なバランスによって成り立っています。

例えば、主要キャラの声優さんが
ここ一番の時の演技が壊滅的に棒読みだったり、
一番大事なシーンで、なんでこんな
ヒロインの顔通っちゃった的な
作画が使われてたら、

「う~~~~惜しいな!」

ってなるんです。
トレードでも、せっかくシナリオを
用意したのに、執行できなかったら、
ダメなように、全ての要素は連動しています。

今回まどかマギカを見て、私はいたく感動して
インタビュー記事とか読んでいたのですが、
その中でも屈指の名演技をされていた
斎藤千和さんという声優さんが、

「自分たちはイベントなどで壇上に上がって
 メインの待遇を受けて勘違いをしてしまいそうになるけど、
 作品の一部分でしかない」

と言ってたんですよね。
いや~深い言葉です。

私はトレードは総合力!
と心から思っているのですが、

何でもそうですが、一つの完成物を見たとき、
それは、初めからそこにあったものではなく、
必ず、いくつかの要素が集まっています。

ただ、それを名作にするかどうか?は
細部にまで心を配っているか?
こだわっているか?

という所にかかっていると思います。

トレードでも
初心者であればあるほど、
一つ一つのトレードを大事に、
丁寧に、細部に気を配る癖をつけたほうが、
のちのち楽だと思います。

一気に全部の要素に気を配るのは
大変ですから

「とことんエントリータイミングに
こだわる週を作ってみる」

「水平線をひたすら引いて、
 シナリオを予測する週を作ってみる」

などなど、何度か書いてる気がしますが、
一個一個の要素を磨いて行けば
いいんじゃないのかな?
と思います。

という訳で、興味ある方は
まどか☆マギカよかったら
見てみて下さい^^

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