レジサポと節目を考える その2 ~アノマリーとイベント~

こんばんは!ヒナです。

桜の開花が目前ですね~!
皆さん花見は行きますか?
私は毎年花見三昧を楽しみますが、
今年こそは毎年行こうと思ってて行けない、
新宿御苑に行きたいと思います。

あと墨田川・上野公園も定番ですが良いですね^^
駒込の六義園の枝垂れ桜なんかもオススメです。

そうそう!ハーゲンダッツの30周年限定の
桜と薔薇のアイス激ウマですよ!
春らしくて、最高です。

さて、今日はレジサポについて、
前回あえて抜いた要素について話してい行きたいと思います。
その1では、主にチャートのみでの判断を書きました。
前回見て、ん?と思った人は、上級者ですね。

前回は、世界情勢の背景を抜いて書きました。
あくまでチャートだけ判断する上では、
その1で書いた事を意識すれば良いのですが、
為替はチャートだけで値が動いている訳ではありません。

忘れては行けない要素にイベントによる動き、
そして、季節性アノマリーという要素も存在します。

たとえば、3月は円高になりやすい、
というアノマリーがあります。
これは実需の動きと直結します。

どうしてそのような動きになるのか?というと、
日本企業の決算期、輸出関係の企業が他国通貨を売り、
円を買ってくるので、円高になる傾向があるのですが、
特に、3月最終日など昔はボラが高いことで有名でしたが、
最近では決算をずらす会社もあるので、一概には言えません。

ただ、アノマリー要素の本質は、
アノマリーを知っている人がそのような行動を取る、
そして、そう思っている人が多い、という心理面があります。

ですから、3月は円高傾向があるから、ドル円ショート!
というのではなく、

傾向がある=少しの確率を上げる、

という位の見方が良いと思います。

次はイベント。
経済指標・地政学的リスクですね。

この2つは急激にチャートを乱します。
そして大事なのは、

●影響の長さ

単発的なのか?
継続するのか?

発表された事柄や、内容を見て、
私達は判断していかなければなりません。

中でも継続の要素は、チャートの裏を支え、
時にはメイントレンドとなる可能性が高いので、
パズルの要素を組み合わせる如く、
つなげていくのが重要だと思います。

解りやすいメイントレンドの転換例は、
自民党安倍政権の復活ですね。
円高⇒円安への転換となりました。

では、ここで今日のテーマに沿ったお手紙が来ているので、
紹介します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いつも本当に学ばさせて頂いています。
ありがとうございます。

体調辛そうですね。お大事にして下さい。

さてドル円の質問なのですが、
波形としては、何となく円安方向なのかなと思いますが、
ウクライナ・ロシア・アメリカの問題を考えると
どっちに行くのか分からないです。

以前メルマガで、もしファンダメンタル的に世界問題が悪化すると
円買いに逃げる・・・と書いてあったような気がするのですが、
円買いにというのは、円高方向ということでしょうか?

でも、数日前の1円程の急激な円安は何があったのでしょうか?

宜しくお願い致します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

お気遣い感謝です^^
今回のテーマに沿っているので
皆さんとシェアしつつ解説していきます。

数日前の1円というと、FOMCですね。
こういう突発的は動きは、
要人発言・経済指標・地政学的リスク(今回のクリミアなど)
の場合が多いです。

ちょっとチャートを見てみましょう。
前回その1を書いた時は、FOMCの直前だったので、
その後のチャートになります。

ドル円1時間です。
一番長いローソク足が、FOMC時のものです。
 FOMC
では拡大して、5分足。
FOMC5

意識される指標前には、様子見のレンジが作られる事が
ままあります。

雇用統計を睨み、様子見展開
FOMC待ち、方向感ない

などのニュースを見たことがあると思います。

こういったレンジは、短期足の節目となって
指標が発表されると、がっと動く、
ブレイクして方向性がはっきりする
などの可能性を持ちます。

ですから、時間経過とともに、短期足では
発表時間へ向けて値動きが収縮する、
煮詰まってくる動きを見せます。

上の5分足がそうですね。

で、今回の安全通貨で買われてたのに、
何故円が売られたのか?という話ですが、
円が売られた、というより、

「ドルが買われた」

という方が正しいと思います。
それは同時間帯のユロドルを見ればわかりますが、
ユーロはドルに対して下落しています。
その他の通貨も、ドルに対して下落しています。

そのFOMCの中身ですが、
当初、市場は

資産購入規模100億ドル縮小、
550億ドルにする。
などなど

予想通りのアナウンスと見ていて、
織り込み済みと見ていました。
しかし、サプライズはイエレン議長のこの言葉。

「GE縮小から利上げまでの期間は6ヶ月間」

という発言。
この具体的な時期の利上げ前倒し??
が。

今回、利上げと時期がポイントですが、
この短い情報の中に、市場が動く要素が
ぎゅっと詰まっています。

まず、利上げやQE縮小などの要素は、
株式相場の過熱を冷やします。
この日NYダウ・S&Pは、イエレンさんの発言を
受けて下落しています。

反対に利上げはドル高要因、
しかも具体的な時期まで出たものだから、
サプライズとなり、買われました。
他に債権市場(米10年債)も上昇。

そういえば、イエレン議長初のFOMCでしたね。

モーサテなどは、みんなイエレンさんが口を滑らせた!
とか言っていますが、本当にそうなのかな??
と私は思います。

あれだけ長くFRBにいて、うっかり言ってしまうとは考えずらいし、
もしかして、何か考えがあってわざと言っているのか?
(アメリカ株式市場のバブル警戒など)
だとしたら、相当な策士ですね。

それとも、ただのおっちょこちょいなのか?

今後の発言が楽しみです。
ではでは、今日もお役に立てたら、ぽちっとよろしくです。

 

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