トレードにおける時間軸・手法に対するこだわりと柔軟性

こんにちは、ヒナです。

イラク情勢ちょっとマズイ感じですね。
ISILが、イラク北部のモスルを制圧。
そのほか産油地帯を次々と掌握している模様です。

このISILはアルカーイダも
絶縁するほどの過激派と知られ、
治安維持部隊は軍服を脱いで逃げ出すほどの
混乱となっています。

それと、ウクライナではロシアが戦車を
突入させたりと不穏なニュースが多いです。

ステレオタイプの公式ですと、

イラク危機→原油高騰・コスト増加→企業業績悪化→株売られる

という連想が働きますが、

イラク危機→金・リスク回避の円高・原油高騰のバランスが取れる?
も考えられます。
(円高が原油高騰を吸収する)

どちらにしても、国際情勢が変化すると、
どのように市場が変化するのか?

その流れをリアルに見る事、
意識する事でニュースには日々勉強させてもらっているなぁと感じます。

そんな中、今日の午後、日銀の金融政策決定会で
海外経済についての見方がポジティブ寄りな
発言がされた事、満場一致で量的・質的金融緩和
(QQE)の継続を発表し、日経平均はプラ転しました。

今日に限って言えば、イラクの地政学リスクによる
原油高より、日銀発表の方が影響が強かった、
という事になります。
これはおそらく現体制の影響力の強さだと思います。
白川さん時代だったら微妙だったかもしれません。

さてさて、今日のお題に行きます。
先日の記事で、私の説明が悪くて伝わってなかったかな?
と思ったお便りを頂いたので紹介します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ヒナさんの考えと、自分の答え、
見る場面は違う事を理解した上での質問です。

それぞれの時間足に限定する訳ではありせんが、
<例>として聞いて下さい。

ヒナさんは、1時間足はパターンが起こりやすい
(上記に書きましたが、本当に例えの話として聞いて下さい。)
とメルマガでありました。
ダブルボトム・ヘッドアンドショルダーなどの事ですよね。

これは、実際に1時間チャートを見て、
自分も思いました。

ここからが、質問と言いますか、
ヒナさんの考えを知りたいです。

自分は、主に4時間足の『相場の節』を
目安にトレードしています。
相場が節に近づいてきたら、
短期足でパターンを見つけて、
エントリーをする感じです。

○長期足レンジ上限・下限を、
短期足のトレンド転換パターンが出れば、エントリー。

○長期足で明確なトレンドが出ており、
その長期足ブレイクポイントのサポートラインや
レジスタンスラインで短期足が
トレンド転換するパターンが出れば、
長期足の方向せいに合わせてエントリー。
などです。説明下手ですみません。

ここで、アレッ?と思ったのですが、
ヒナさんは1時間足その物で
トレードしている訳ではありませんよね?
一時間足で場面を絞り、
短期足で抜いていってるのですよね?

文章で伝え方が難しいのですが、
自分が1時間足の相場の節でトレードをしようと思ったら、
短期足と合致しにくいと感じるんです。

と言いますのが、
4時間足の『節』近辺だと、
短期足の綺麗なパターンが起こりやすく感じますが、

一時間の『節』だと、
短期足でパターンを読み取りにくく
「あっ。相場に置いていかれちゃった」
と言う事を何回も凄く感じるんです。

そうなると、そもそも、
ヒナさんのチャートの見方は、
(これも時間足を限定するものでは無く、例えの話です。)
一時間足でパターンを見つけて、
『そのパターンに上手く乗っていく』見方なのですか?

僕は、4時間足の長期足の節付近での
『短期足のパターン』の方がわかりやすいと
感じるのですが。

超意味がわからない文章ですが、
よろしくお願いします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ありがとうございます^^

まず最初にこのブログやメルマガで
書き続けていますが、

このブログやメルマガで書いている事はあくまでも
私が上手く行ったやり方・
これまで得た情報の中で使えると私が判断したもの、
そして少しでも上手いトレーダーに読んでる人が
なれればいいなぁ、という思いを元に方向を
書いているだけであり、あくまで私の主観的な
情報を発信しています。

ですから、それを取り入れるかどうかの選択肢は
常に読者さんにあると思っています。

私は水辺に連れて行きますが、
水を飲むかどうかは読者さん次第です。

前回の1時間足のお話ですが、
これは自分で検証してみて使えると思ったのなら
取り入れて欲しいですし、疑問が残るのでしたら、
使わない方が良いと思います。

前回書きましたが、デイトレかスイングかに
よって使い勝手の良い時間軸は違ってきます。

質問者さんの答えはすでに出ています。

4時間節目の短期足が
わかりやすいのだったら、
その感覚がすでに優位性となっているので。
後はその優位性を強化するだけだと思います。

私も質問者さんと同じ概念で
トレードする場合もあります。

もしそこで一時間なり15分なりの時間軸を
入れることにより、相場が見やすくなるのだったら
取り入れるのもいいかと思います。

ただ、取り入れる事で判断が鈍るのでしたら、
現行のやり方で良いのではないでしょうか?

先日の時間軸の記事にも書きましたが
大きな時間軸になればなるほど、
見ている人が多くなるため
節目は大きな力を持ちます。

大きな時間軸は、水平線を軸にした
節目・大きな波を把握するのには
良いのですが、そこに至るまでのプロセスを
見るには下位の足を見ることも一つの方法だと思います。

上位の足では上ヒゲで終わっているけど
それが指標によるものか、ダブルトップや
ヘッド&ショルダーで下落したものか
何回そのプライスを叩いたか?
など、そこに至る動きも知っておいた方が
良いんじゃないのかな?と思います。

そして、ここからは手法の話になるのですが

私は手法に、こだわりを持っていません。

というのも今まで使える手法、
使えない手法を数多く学んできましたが
一番大事なのは

「相場に対してこだわりを持つべきではない」

思っています。

手法が先にあり、相場に当てはめるのではなく、
常に相場が先にあり、自分が手法を合わせていく、
という事になります。

私が徹底的にこだわるのは
自分がコントロールできる所をきちんとできているか?
という所です。

自分の手法はこうだから、
こういう動きになるはずだ!
と思っていても、往々にしてそうならないのが
相場です。

ですから、柔軟な気持ちを持ったほうが
ストレスは和らぐと思います。

チャートは見る人によって
違う形に見えたり、
一本のラインでも見えたり見えなかったりします。

それはじっくりチャートと向き合い、
自分なりの見方を学んでいくしかないと
思いますが、基本的には

一時間でも4時間でも日足でも

ここで一旦止まる可能性がある所(節目)を見つけ、
そこを背にして

今の時点より下がる確率が高くなれば、売り
今の時点より上がる確率が高くなれば、買い

の判断をしていきます。

その判断はダブルボトムや、
ヘッド&ショルダーなどの
基本的なパターンの他にもいくつか
独自のパターン認識がありますが

そのパターン通りを参考にするのではなく、

下げの否定
上げの否定

で作られていくチャートを予測しながら
トレード計画を立てていきます。

これは一例として
長期足の節目まで値が落ちて来た時

「戻り売りが否定されれば、
ダブルボトムになるかもしれない」

となどなどの連想思考を元に立てます。

そうなってくると、
短期足で上昇の目がでてきますので、
逆張りロングか、押し目を狙った
トレンドフォローでついていく。
という事ができます。

トレードの主役はあくまでも
相場であり、一つの時間軸にこだわらず、
その時々で自分がわかりやすい時間軸を選択肢、
短期足に落とし込んでタイミングを図ります。
(これは過去記事にも何回かトレードを載せているの
で参考にして下さい)

ですから、先の記事に書いたとおり、
私は基本的に全ての時間軸はチェックします。

一つの時間足で取引することはなく、
エントリータイミングを図る際は、
最低3つの時間軸のチャートを出します。

あと、一時間足について付け加えるなら、
一時間は一日に24本作られます。

一日という時間の流れを把握するのに
一時間足は私にとって一番見やすい時間足ですし、
元々は私の尊敬するトレーダーさんに教えられて
見方を強化していった時間足なので私にとっては
大事な時間軸です。

それがエントリータイミングに
つながってもつながらなくても、
デイトレードで完結するようなトレードでしたら
有効な時間足だとは感じますが、
あくまで私の主観なので、
皆さん上手く取り入れて頂けたらと思います。

ではでは今日はここまでです。

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