18歳で100万円のローンの話~執着とトレード~

10万円持つと手が震える記事が、
好評だったというか

「なんかこの人かわいそう・・・」

と思ってくれたのか、
昨日はポチの多い日でした。

暖かいメールやコメントも・・・!
皆さん、ありがとうございます^^

今日はトホホ話のついでで、
執着のお話をしようと思います。


私はものすごく、
お金に執着があります。

執着がなかったら、10年もトレード
してなかったし、途中で諦めていたでしょう。

先日書いた、
母が父にお金を貸して
減った残高を私に見せたシーンって
実は、その時、

「大学は進学させてあげられない」

って言われたんです。
ここがおそらく、お金に対する執着の
根源だった気がします。

うちにはお金がないから、
進学できないのか~。。。

と私は若干15位の時にはっきり告げられ、
じゃ、学校行きたかったら
自分で何とかするしかないな、
と思ったのです。

ただ、ですね。

今から思えば、奨学金でも何でも
本人のやる気があったら、何とか
できたかもしれません。

私が子供を持つ時に気をつけたいと
思うのがここです。

親には高校まで出してもらったので
そこはすごく感謝してます。

でも

大学行くか行かないかって、
やっぱり大きな選択だと思うんですよ。

まだ自立できない子供にとって、
親の権力は絶大です。

親にダメって言われたら、
ダメだって思い込んじゃいます。

金銭的にダメかもしれないけど、
ちゃんと奨学金なり、
そっちの方向に行けるかも、
という可能性を持つ位の選択肢は
示してあげるべきです。

私の場合は、何かもうダメ出しされたので、
専門学校くらいだったら何とかなるかな?
と思ったので、16歳からバイトの鬼になりました。

ゲームセンターだったので、
時給はすごく良かったんですよね。

学校終わったら、部活の日以外、
そのままバイトに行って、
22時まで働いて、土日もバイトしてました。

あまりにも、遊びもせず黙々と働いていたので、

友達からは、金の亡者とか、
あの子は何考えてるのかわからない。。。
と親にも首を傾げられていました。

高校卒業する頃には、
専門学校のお金を払っても
お釣りがくる程の、高校生の貯金じゃない
位のお金が貯まっていました。

今振り返ると、

「自分の道を歩きたかったら、
自分で何とかするしかない」

自分で何とかして、
成功すればいい。

と思い込んでいました。
で、色々な「成功できる本」

いわゆる自己啓発本をたくさん読んでたんです。

そこが落とし穴でした。

ある本のアンケートに
ハガキを送ったら、小冊子がプレゼント!
というのを見つけ、バカ正直に答えて送って
しまったんですね。

その数日後、小冊子が届いた後、
家にリーンと電話が来ました。

その電話は、わかる人にはわかる有名な
高額成功プログラムの勧誘電話でした。
値段は約100万円くらいでした。
そんなの、正直、いらないですよね!

ところが。。。

私は後にも先にも、あんな強烈なセールス電話に
出会った事はありません。

断っても断っても
毎日、電話が来ます。
親に断ってもらったのですが、

うっかり出てしまうと、
軽く一時間くらい、
相手の弾丸トークを聞かなければならず、

「ほんと買わないですから!
何で電話番号知ってるんですか?」

と聞いたら、

「だって、あなたアンケートに書いてたでしょ、
書いてたらかけるでしょ。
(だからあんたが悪いんだよーん)」

みたいなニュアンスで、
次第に自分が悪いような気になって
きちゃうんですよ。
そして、トドメに

「私みたいに成功者になりたかったら、
買うべきです!!!」

と言うんですよ。

今考えたら、矛盾バリバリです。

成功者が毎日、
こんな高校出たての18歳に
セールスかけますか?

当時、携帯はありましたけど、
私は持っておらず、かかってくるのは家電です。
とうとう、母がブチ切れました。

今は亡くなってしまいましたが、
当時は元気でしたからね。
怒るとめちゃめちゃ怖かったです。

ブチ切れたと言っても、私にです。
どうせなら、セールスマンに
ブチ切れて欲しかったですね!

「いや、ちゃんと断るから、大丈夫だよ!」

と私もこんなセールスにひっかかるなんて
恥ずかしくて、恥ずかしくて
次の電話でブチ切れてやろうと思ったら。。。

ピンポーン。

家に来ちゃったんですよ。
セールスマンが。

もう、家族中に白い目で見られました。
一人で何とかする!と
ずっと思ってやってきたツケが回ってきた
のでしょう。

父なりに助けを求めたら、
ヤンキーのお兄ちゃん達に言って、
追い払ってもらえたよ。。。
と今では思います。
父も見た目はヤ○ザみたいな風貌ですからね。

で、私はどうしたかというと、

帰って欲しくて、はんこを押しました。

そうです。

私はセールスマンに帰って欲しいがために、
18歳で100万円近いローンを
組まされたんですよ。。。

もう、バカです。

本当にバカです。
当時の私の顔面に

右ストレートを食らわせてやりたいです。

そして、3日後に、
アタッシュケースに入ったカセットテープ
届きました。

・・・カセットテープかよ。。。
このCDの時代に・・・。
とツッコミを入れる気にもなりませんでした^^;

で、その教材ですが、
100万円の価値があったかというと、
うーんですね。

この知識のエッセンスをまとめた本が
4000円ほどで出ているのですが、
それで十分でした。

まあ、今思い出してもムカムカしますが、
良い思い出です。

今から考えたら、

お金に対する執着=成功したい

という、心の裏側を上手くやられたんだな、
と思います。

今日の例は私の失敗例ですが、
執着心そのものは、悪いものではありません。

執着心=諦めない心ですから。

成功とかお金に対する執着心は
原動力になります。

ただし、

トレードの執着心だけは話が別です。
あと、恋愛の執着心はストーカーとかに
なっちゃうので問題ですね。

メルマガやブログでも言っていますが、

トレード中の執着は、身を滅ぼします。

トレード中の執着というのは、
ポジションに執着する、という事です。
ポジションの執着は

ロスカットを遅らせ、
利食いができなくなります。

なぜなら、

戻るかも、という期待。
もっと伸びるかも、という期待。

トレードに持ってはいけない感情、

「期待」

を呼び寄せます。

トレード中は、お金よりも最優先すべき事は、

「トレード技術」

を磨くことであり、そこに金銭欲が入る隙を
与えてはいけません。

執着を断ち切る方法は、
最初から、ちゃんと

どこで入るのか?
どこで利食うのか?
どこでロスカットするのか?

を決めてからトレードする事です。
トレード中、自分の決めたポイントに到達して、
欲や恐怖が出ても、その感情を流す。

流して、マウスをクリックする。

私が瞑想を勧めているのは、
この流す訓練をしているからです。
(はい!瞑想来ました笑)

瞑想って、
雑念を流す作業です。

心に浮かんでくる、

あー今日何食べようかなーとか、
チョコ食べたいなーとか
むむさんがうるさいなーとか
イタリア行きたいなーとか

そんな感情をひたすら流す。
流れるままにすると、
やがて空っぽになってきます。

空っぽになった状態が、
フラット。
ゼロ地点です。

このゼロ地点の心の静けさを
トレード中に持ってくる。

私もまだまだ修行中ですが、
そんな事を意識してトレードと
瞑想を結びつけています。

ではでは、大変だったね。。。
と思ったら、応援よろしくです!

 

スポンサーリンク