なぜ、トレード本を読むのか?

ずいぶん前に、あるトレーダーさんから、
何でそんなにお金を使って、たくさんのトレード本を読むの?
と不思議そうに聞かれました。


その方は、トレードの本をあまり読まずに成功された
センスのある方でしたので、私は常々羨ましいなあ・・・と思ってました。
私が、生活費を切り詰めてまで、パンローリング社に貢いだ
最もたる理由のひとつは、

バカ(無知)だから。

これに尽きますね。

と、正直にお伝えしたら、その方にドン引きされました(笑)

私は、株をドラクエ出るから、スクエニ買い!というレベルで
売買していた大馬鹿者でしたので、経済も、テクニカルも、統計論も、
確率で考えることすら自分で相場から学ぶ事に気がつきませんでした。

そんなバカな私でも、相場の本を読めば少しはマシになるんじゃないか?
という事に気がつき、ある時期からものすごい量を読み始めました。

ですので、このブログでも沢山の本紹介している以上、
今の私の考えの根底にある事をお伝えしたいと思います。

自分の中の無知加減をどうしても埋めたい!
バカから脱出したい!と読み始めたトレード本なのですが、
基本的に、「相場はわからないもの」と気がついてからは、
考えが変わりました。

どんなにたくさんの知識を得ても、全てを知ることはできないし、
勉強すればするだけ、自分の無知さを知る事になります。

ですから、今の私がたくさんのトレード本を読む理由、それは

「知識を得て、流す事」

「重複箇所を見つける事」

この2点です。

私は知りもしない事柄を批判するのは、道理に反する事だと思います。
たとえば、そのテクニカルを使える、使えないという議論にしても、
知っていて言うのと知らないで言うのとでは、大きな差が生じます。

使えないと言われるテクニカルでも、しっかり学んで、
見方を変えれば、使える技術なのかもしれない。
だって、どんなテクニカルでも基準は、「値動き」なのですから。

どんなテクニカルでも、「値動き」という球に、
いろいろな角度からスポットで光を当てて、
次の動きを予測するツールに過ぎないのです。

本を読む時は、どうしてそうなるのか?
自分が人に教えるとしたら、どう書くのか?
を意識して読むようにしています。

他の人が頭をのぞいたら気持ちが悪くなる程に、
何で?何で?という疑問に埋め尽くされています。

初めはバカから脱出したい!
という気持ちと、

トレード勉強をしなきゃなー。
勝てないだろうなー。
という、いやいやながらの動機でした。

最初はこのテクニカルで楽勝!とか
1日こんなに儲かっちゃうの?みたいな本ばかり読んでいました。
希望があるじゃないですか。
簡単にお金が手に入りそうで。

でも、当然、あまりトレードには大きな変化が得られず。

そこで、登場したのが、ある億トレーダーさんのブログで紹介されていた
オリバー・べレスのデイトレード
 でした。
そこから私のトレード本人生は変わります。

よく考えてみれば、海外のトレード本は、
わざわざ翻訳されてまで日本に来ているんです。

トレード先進国欧米で、よっぽど評判が良くなかったら、
多くの手の人を介してわざわざ日本で販売する理由がありません。

それからは、投資本のほとんどが、海外著者のもの、
パンローリング出版のものになりました。

知れば知るほど、無知な自分を思い知らされます。
無知なのは今でも変わりませんが、それでも自分の進む方向性がわかりました。

そして、同時にもっとトレードというものを知りたい、
という欲求に突き動かされました。

それは今でも変わりませんし、これからも変わらないでしょう。
今ではトレードスタイルも決まり、相場から利益も得られていますが
、学ぶことをやめてしまったら、進化はなくなります。

しかし、最高の教材は、マーケットの値動きであり、自分自身だと思います。

マーケットの値動きはファンダメンタル(需給)、サイクル、世界の全てを包括します。
そして、その中でどう、自分が戦略を立て、行動していくか。
どう自分の足跡から自信を得て、学びを得るのか。
トレーダーの成長とは、それにかかってくると思います。

冒頭でお話しした、本を読まなくても、相場様から直接学び成功した
トレーダーになっている人を私は何人か知っています。

その方とお話して判ることは、学ぶ課程は違えど、
そこから見えるトレード哲学は一緒だと言うことです。

でも、どんな本(ダメ本であってもこんな事書いちゃいけないよ、という)
にも必ず学ぶことはありますし、
私にとってキラリときらめく気づきの一節を探す事。
それがとても楽しみだったりします。

そんな本でもちょっとしたテクニックで、とても頭に入る読み方があります。
良い機会なので、紹介しますね。

まず、本を読む前に目的を意識します。
たとえば、この本から、エントリータイミングを学び取るぞ!という意識付けですね。
私は感想ノートを用意して、最初に意識付けを紙に記しておきます。

そうしたら、本をぱらぱらめくって、
エントリータイミングという言葉に焦点を当てます。
ページの中で、エントリータイミングという言葉をロックオンしていく感じです。

そして、それから普通に読み始めます。
そうすると、ちょっとだけ読む速度も上がります。
最初に意識したことを脳が覚えていて、印象に残りやすくなるんです。
そして、メモもとりましょう!

これは、ある速読のやり方を取り入れたのものですが、とても効果的です。
簡単ですので、ぜひ、試してみてください。

なるほどな~ちょっとその読み方試してみる!
と思ったら応援よろしくです!

 

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