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持たざる時こそチャンス~NISAのデメリット~

こんばんは!ヒナです。

場中はバタバタで、記事を書くのはどうしても
週末まとめてになってしまいますね。。。
トレード用椅子、皆さん色々と興味があるようで
反響が大きかったので、届いたらしっかりレビュー
したいと思います。

そうそう、椅子を選ぶ時ですが、
必ず使っている机の高さを調べて持参すると良いです。
先日私が試座させてもらったお店も、
机の高さを言ったら、その高さに近い机まで
椅子をセットしてくれました。

それと、バロンチェアですが、もう一つ良いなと思った点が、
肘掛が上下はもちろん90度内側に動く事です。

これは他の椅子にない機能で、
キーボード操作やマウス操作にはかなり楽々仕様だな~
と思いました。
90度内側に曲がるのは、この椅子だけだったので、
気になる方は店頭で試して見て下さい。

さて今日は気になる話題から。

クロス円とアベノミクスは切っても切れない赤い糸で
がっちり結ばれていますが、そのアベノミクスを支えるのは、
株高です。

で、その株高を支える一つのアイディアとして、
今まで投資をやらない層を取り込む為に、
NISAというシステムを作りました。

NISAは年間100万円までの株式・配当が
5年間非課税に制度ですが、この100万円という枠を、
300万円まで引き伸ばして、もっと個人のお金を
株式に流し込みましょう、と今回政府が協議に入った点です。

追加緩和発言は容易に
円安・株価を押し上げると思いますが、
流石にそうそう伝家の宝刀は切れないですよね。

このNISA口座を通じた個人の金額は、
5000億円と言われ、1~3月期の個人投資家買い越し、
1兆5000億の三分の一と底支えています。

具体的な動きが出るのは、
6月以降と麻生さんも言っているので、
ちょっぴりチェックのニュースです。

しかし、消費税増税後って、何か3%のはずなのに
体感的に10%上がったかのような値上がりを感じるのは
私だけでしょうか?
体感的には給料据え置き、インフレ2%すでに税金のおかげで
達成してる気がします。。。。

今回のニュースを見て思ったのですが、
ぼやぼやしてると、2極化はあっという間に
進むかもしれないなぁ・・・という事です。

NISAでも何でも、生活に余裕がない人は
増税・物価高で、日々の生活で手がいっぱいで、
お金を増やすどころか、出さないようにするのに精一杯。
投資なんてできないと思います。

富める者はますます富み、
持たざるものは、何も持てない。

この差は今後開いて行く一方だと思います。

ただ、この持たざる時期をどう過ごすかによって、
また、道は二極化すると思います。

自分は持たざる者だと思い、諦めて流されるまま
一生を終えるのか?

それとも、いつかのし上がってやる!
とコツコツお金を貯めて、自分の弾薬庫を作り、
いつか実弾を撃つ日まで、知識の刃を研ぐか。

どん底時代から今まで、私はずっと後者でありたいと
思い、過ごしてきました。
それは今でも変わらないし、これからもそうありたいと
思っています。

個人的に、この持たざる時期というのは、
逆転の発想で言えば、非常にラッキーだと思います。

なぜなら、投資したくてもお金がない=準備する時間ができた。

ということだからです。
今の時代、ネットがあれば、
ある程度はお金をかけなくても勉強できます。
本だって、中古だったら安く買えますし、
読んだら自由にオークションで売れます。
実際に取引したかったら、デモもありますしね。

逆に、富める者=お金がある人は
投資してみたい!と思ったら、
今すぐにで取引できてしまいます。

そこにあるのは、投資したい、という気持ちだけで、
儲かるかもしれない、という期待だけしかありません。

証券会社に勧められた投信とか
おまかせで買ってしまい、大損した時に
気がつくパターンが多いです。

証券会社は手数料が欲しいだけなので、
あとは知ったこっちゃない感じですからね。。。
(うちの叔父なんかは、ブラジル投信をオリンピックまで持ちましょう!
といわれ、大損してました。QE言及前に引き上げた方がいい、
とはアドバイスしたんですけど。。。)

政府は投資を呼び込んで株高を演出したい思惑ですが、
そもそも、余裕資金がないと、投資はできませんし、
貯蓄より投資、という文化は日本人にはありません。

ただ、相場はリスクを背負わせる、
という意味では平等です。

富める者=お金をたくさん持っていても、
チャレンジ回数が増える、というだけで、
上記に書いた私の叔父の例のように
自ら学ばなければ、全てぶんどられます。

おそらく、去年までならまだしも、
今年は風向きが変わってきてるので、
正直今から参入してくる人はカモネギ的捕まる可能性が
高いです。

で、面白いことに、
NISAが始まったのは、2013年の12月26日です。
当時、日経平均は7日続伸で16000円台を回復。
その後は・・・チャートを載せておきましたので、
見て下さい。

何とも言えないチャートですね。
あくまでも日経平均なので、個別銘柄で助かっている人は
いると思いますが、日経が下がると雰囲気的に、
他の銘柄も連れ下げる確率は高くなります。

ちなみに、株の場合、変化の波及は、
NY→日経平均→セクター別(建設・銀行などのジャンル)→個別銘柄
という流れが多いです。

空売りできる人なら、大儲けのパターンですが、
NISAで初めて株をやる人は、株は買うもの、という認識が
強いため、ここらで捕まっている可能性は高いと思います。

先程も、1月から3月期の国内投資家の買い越しが
一兆5000億円というデータを書きましたが、
外国人投資家は、一兆8000億円の売り越しです。

おそらく、6月以降に枠が3倍に決まった時点で、
またNISAの大規模キャンペーンが始まると思います。

証券会社は手数料さえ上げればいいので、
どんどん派手にやっていくでしょう。

問題なのは、知識もなく、丸裸の状態で、
戦場に次々と放り込まれていく庶民のお金です。

これ、仕掛ける側の視点で見れば、
炭火を炊いて、何を焼こうかな?
と思っていた所に、子豚が飛び込んでくる
ようなものです。

そうそう、NISAのデメリットで恐ろしい事を一つ。、
NISAは一応、期限が5年あり、5年過ぎた株は特定口座など、
課税口座に移行させられます。

で、移管時の金額が取得金額になってしまうんですよ。
( 三菱UFJ投信からのソース)

たとえば、100万円で買った株が、損切りできなくて、
ズルズル10万円になっちゃった・・・。
こんなの売ってもしょうがないから、塩漬けておいたら、
5年後、特定口座に移管させたれたら・・・10万円の取得額という事です。

でも、元々は100万円の株。
何か材料があって、グーーーっと50万まで伸びました。
と、すると移管時の取得金額が10万円なので、
40万円の利益とみなされてしまいます。

で、そこで売却すると、20%の税率として、
8万円税金を持って行かれます。
損した上に税金を持っていかれるという、
何とも言えない結末に。。。
ただ、これについては、あまりにもひどいので、
改訂されるかもしれませんね。

株の場合って数年塩漬けは結構あることなので、
この辺は要注意です。
他にも、メリットデメリットはありますが、
NISAを始める人は、よくルールを精査して
参加して下さいね。

ではでは、今日もお役に立てたら、
ポチッとよろしくです。

ヒナ: