アルゼンチンのデフォルト問題
こんばんは、ヒナです。
もっと早く配信したかったのですが、
夏風邪を引いてしまいました。
咳が相変わらずひどいので、
呼吸困難寸前でマスクをしながら
記事を書いています。
喉がおかしい!
と思ったら皆さん注意して下さい。
まだ熱があるので、要点だけを手短に
書いていきます。
ただ、いつも書いていますが、
あくまでも一つの情報として、
投資はご自分の判断でお願いします。
アルゼンチン政府は、
朝日新聞に今回のデフォルト問題の
広告を出すなど、日本に対して働きかけをしています。
正直、前回の裁判での結果は、
非常に困ったものですし、
ちょっと理不尽なものがあります。
今回、この30日にデフォルトするかしないかの
問題となりますが、金融市場のレポートや
ニュースを見ている限り、
「影響は限定的」
という見方が多いです。
その理由の一つが
●2001年のデフォルト時に
アルゼンチンはすでに国際金融市場から外されている。
という事が挙げられます。
その為、
●2001年よりは、デフォルトしても
国際経済に与える影響は、小さいのではないのか?
という見方が出てます。
例として、2014年1月にペソの切り下げがありましたが、
その時の通貨の動きは、ちょうど、
中国のシャドウバンキング問題と連動してか、
新興国から一斉に資金が逃げ、
リスクオフの動きとなっています。
ドル円の週足チャート辺りを
見てほしいと思いますが、
今年の1月は円高の動きになっています。
ただ、本日発表の米GDPが良好だったという事、
その後でこのアルゼンチン問題がデフォルトに
なってしまった場合、短期的には円が買われ、
レンジ内に収まるような動きになると思いますが、
下値は限定的だと思います。
日足レベルの三角収束を上抜けた形なので、
私的には買って行きたい形でしたが、
今回はこのアルゼンチン問題があったので
見送りました。
寝ている間に多く動く可能性があるので。。。
ちなみに今回のリスクオフ要因は
対ロシア制裁となるのかな?と思います。
パっと思いつくのは、その報復として
欧州への天然ガス供給がストップです。
そうなってくると、ロシア・ウクライナで起きている事も
欧州の人への生活に飛び火するので、色々混乱してきます。
もちろん、そのようなニュースが出ただけでも、
金融市場は動くと思います。
そして、ロイターやWSJなどを見ていると
マーケットはデフォルト回避を織り込み始めている、
というニュースがあります。
29日のアルゼンチン市場は株高、
債券高となっています。
おそらく朝起きたら何らかのニュースが
入ってくると思いますが、
ただ一つ言えることは、
「自分が決めた撤退ラインをちゃんと守る」
「出口を決めないで、ポジションを持たない」
という事です。
これはもう、このブログでも何度も言っていますし、
皆さん耳タコだと思いますが、
自分のトレードは、自分だけのものです。
すでにポジションを持っている方は
不安だと思いますが、この問題が起こることは
日にちもわかっていますし、
それを織り込み済みできなければ
ポジションを持たない方が良いと思います。
何が起きても、自分が決めたラインを超えたら、
ロスカットするだけです。
正直デフォルトは
起こってほしくないと思います。
2001年時のアルゼンチンのデフォルト時は
預金封鎖、ハイパーインフレと多くの人が
自分の財産を取り上げられ、ご飯も食べられない、
犯罪は増加する、と大変な目に合いました。
今回はその確率は前回より低い気がしますが、
こればかりは、何が起きるかわかりません。
どのような交渉結果になるか、
見守っていきたいと思います。
お役に立てたら、ぽちっとよろしくです^^