こんにちは、ヒナです。
先日はたくさんのお便り、ありがとうございました!
今相関関係を見ようと思って
チャート見てました!
という人が、一人二人ではなくびっくりしています。
皆さんシンクロ率が高いですね!
さてさて今週はドルに対する騰落率が0.48という数字が示す通り、
週頭からドル円はなかなかダイナミックな 相場の動きですね。
IMFによる日本下方修正なんかは、あれだけ増税前の駆け込み
需要があったら、当分みんな買わなくなりますよね^^;
毎月、値上げのオンパレードですし。
ただ、日本だけが悪いのではなく、世界的にも下方修正、
アメリカは数字上では好調ですが、蓋を開けた見たら
シロアリが蔓延していたなんて事にはならなきゃ良いですね。
目先のイベントではこれから
9日3時のFOMC議事録で 波が起こるかどうか、注目です。
っと!そうこうしている内に、
議事録出ましたね。
利上げに関する内容はなし、
ドル高に対する懸念が出たことで、
一気に現在、ドルは急降下しています。
さて、今日は先日の続きとなります。
ポイントその3の、では実践でどう使うか?
ちょっとまとめるのに時間がかかってしまいました。
あ、先日の記事がまだの方は読んでから進めて下さいね。
では、
今日は、実践で役立てる為のポイントを更に3つに分けました。
●最低3つの通貨ペアを見る。
●流れを揃える。
●軸をイメージし、集中。
それでは一つ一つ見て行きましょう。
●ポイントその1 最低3つの通貨ペアを見る。
一つの通貨ペアだけでは、
「その通貨に対してだけ、強い」
しか情報がわかりません。
まあ、ぶっちゃけ一つの通貨ペアをひたすら
追うだけでもトレードできるのですが、
この強さは、
その通貨だけか?
それとも、大きな枠での強さか?
という事を知るだけでも、その背後に流れる
トレンドについていく根拠の一つになります。
以前からずっと書いてますが、
トレードは小さな根拠が確率になっていくと
私は思います。
ですから、今日お話することも、
トレードをする上での小さなピースだと思い、
聞いて頂けたら嬉しいです。
もちろん、これはあくまで私の考えですので、
良い悪いはご自分で判断して下さい。
ドル円の場合は、最低3通貨。
ドル円
ユーロ円
ユーロドル
この3つをまず、抑えておけば良いと思います。
ドル円とユーロ円で、円の強弱を。
それプラスユーロドルで、ドルとユーロの力関係を見ます。
ポンド円の場合は、
ポンド円
ドル円
ポンドドル
ユーロポンド
これに+ユーロドルです、
クロス通貨をやるときには、
ドル絡みの通貨ペアに加え、
ユーロ絡みの通貨ペアを見ると、
より流れが見えやすくなります。
なぜかというと、通貨の流通量の違いです。
何と言っても、ドルの次にユーロが流通しているので、
ユーロ絡みのペアは一応チェックした方が良いと思います。
●ポイントその2 流れを揃える。
では実際にサンプルを見て行きましょう。
上記のグラフは各通貨をラインにして重ねたものです。
ポン円がユロ円だったらよかったのですが、
イメージは掴めると思いますので、解説していきます。
左側の黒い四角の下落は、
ドル円 ↓ 円が買われる
ポンド円 ↓ 円が買われる
ポンドドル 横ばい
ユーロドル 横ばい
なので、単に円が買われているのがわかります。
次に右側の四角ですね。
これは確か雇用統計の日だったと思いますが、
とにかくドルが買われました。
ドル円 ↑
ポンド円 横ばい
ポンドドル ↓
ユーロドル ↓
このように、エネルギーがドルに注ぎ込まれる
様子が複数チャートに現れます。
こうなってくると、強気で行く根拠が一つ増えますから、
長めにポジション持ったり、
監視通貨が反転しそうになったりしたら、
ポジションを軽くする、などの対処が取れます。
で、ここで面白いのが、
ドル円は伸びているのに、ポンド円が伸びない現象です。
セオリーとしてクロス円はドル円と似た動きをする、
とFXの入門本に書かれてるものもありますが、
この相互関係を知らないと???となってしまいます。
ドルが買われ、円が売られている。
ポンドが売られ、ドルが買われている。
このような状況だと、それぞれ逆方向にぎゅーーーっと
引っ張られ、ポンド円は横ばいになるしかありません。
これが解っていると、
利食いを早めにとか対処できますので
日々の戦略に取り入れていくと幅が広がります。
オージーでもユーロ円でも、
他通貨をやる時は気にして見て下さい。
●ポイントその3 軸をイメージし、集中。
つながっている、という事を意識すると、
混乱してきます。そこで、
どうしたらいいのか、わからない!
ではなく、
「どうしたら理解できるのか?」
を考えてみましょう。
今回のお話は、監視通貨を増やしてトレードしよう!
というのではなく、
一つの通貨ペアを取り巻く要素を知ろう。
という戦略の一つのピースにすぎません。
よく、
「手を描くには、周りの風景から書いたほうが上手く描ける」
という言葉がある通り、
「どの立場に自分の取引する通貨がいるのか?」
を把握するには、
世界情勢や、他通貨との力関係を考え抜く力をつけた方が、
トレード上達の近道になります。
私はドル円しかやらないから、
ドル円しか見ません!
ではなく、
私はドル円のエキスパートになるから、
他通貨も見ます!
という風になって欲しいなぁと思います。
私はチャンスがあれば、色々な通貨もやりますが、
最初は1個1個の通貨を考えぬいて、
研究しました。
その方法は、今日書いたような事
他通貨との相互関係と、過去チャート検証が主でした。
それは今でも変わりません。
まだまだ勉強中です。
通貨の相互関係については、また発見があったらシェアしたいと思います。
ではでは、今日はここまでです。
お帰りの際に、お役に立てたらワンポチよろしくです^^