X

トレードにおける期待感の弊害

先日のレンジでのトレードのお話画像を入れたせいか、反響が多く
かなりの読者さんたちからメールを頂きました。
ありがとうございます^^

その中で今日は、おお!これは!
という嬉しいお便りを頂いたので、
皆さんとシェアしたいと思います。

ご紹介するのはRさんという、とても元気なママさんです。
私のお返事が遅くても気にせず、ガンガンメールくれます。

そして、気がついた事を事細かく報告してくれるので
数ヶ月前のメールと比べると、はるかに思考が
レベルアップなさっているのを感じます。

メルマガ読者さんも1000人を超え、
私は今まで何百人という方から日々メールを頂てきたのですが、
伸びていくタイプの人は、このRさんのような方です。

とにかく気がついた事はアウトプットして
自分のものにしていく。
返事が来ても来なくても送り続ける姿勢
(本当にごめんななさい^^;)、トライし続ける姿勢は
私の読者さんの中でもトップクラスだと思います。

以下、大事なところを原文のまま。
改行だけ入れさせて頂きました。

~~~~~~~~~~~~~~~

今日はですね、ちょっとした質問があったのですが、
メールを書いているうちに自分で分かっちゃいました。
ブログのレンジエントリーなんですが、
ヒナさんが描いた図が一時間足だったらブレイク後の丸がついているところのエントリーは相当難易度が高い!と思っていました。
「タイミングが分からないなー」と。
でもよく考えたらいきなりそこで買う必要はないんですよね。
短期足は一時的に下降トレンドになっているので、短期足の戻り高値を越えるまで待って次の押し目でエントリーすればいいだけの話ですよね・・・。
今日気づきました。
ようやく・・・。
あと今までは
「トレンドフォローで取りたいけど、レンジでも取れないともったいない!」
と思っていましたが
「欲張ってはいけない」と思いトレンドフォローを中心に考えていました。
でもレンジのことも考えて考えて、実践してようやく気づきました。
違うのはエントリーじゃない!利確だ!と。
細かく言うと引き付けるポイントが違ってくる場合もあるのですが、
タイミングとか大まかな定義は掘り下げると結局おんなじだったんです。
今まで利益を残せなかったのは、レンジでホールドしてたからなんです。
あと負けトレードに共通したものを見つけました。
「期待感」です。
レンジで「ブレイクするだろう」と思ってホールドするのも期待感によるもの。
「今レンジブレイクするとこだろ!」と思って
ブレイク前に先走りエントリーするのも期待感。
「ルールに当てはまるから」ではなく、
「こうなったらいいな」と思ってエントリーするのも期待感。
これに気づいて意識してエントリーポイントを絞ったら、
連敗が少なくなってきました。
ヒナさんに会ってから気づくことがすごーく増えました。
特に今月はまだプラスになるかは分からないものの、大きく変わった月でした。
あとつくづく思うのが「知っている」のと「理解している」のは雲泥の差があると。
今月は理解が深まったのではないかな、と思っています。
ちなみに私は実践して失敗してようやく理解できるという、
残念なタイプの人です・・・。
うっすら感じるのはFXって禅に似ているな・・・と。
禅では基本的に人は仏であるとされているんです。
ただ、解脱をするためにはそのことに気づかないといけないんですよね。
FXでも当たり前のことに気づくか否かでものすごい差がでるんじゃないかな、と。

~~~~~~~~~~~~~~~

実践して、失敗してようやく理解できる事は、
残念でも何でもありません。
私は素晴らしいと思います。

だって、頭でわかっていても、
実践できなくては意味がないです。
そして、実践からの失敗は、ちゃんと

「腹に落ちます」

だから、次に活かすことができると思います。
私は知識を詰め込んで詰め込む事が大事!
投資するなら、自分に投資!!
と言っていますが、それと同じ、いやそれ以上に
実践して、相場様から相場を教えてもうう事も
重要だと思っています。

他の方のメールのお返事にも書きましたが、
知識実践知識実践知識実践
という感じで、サンドイッチ状に練習していけばいいと思います。

いくら良い事覚えた~!
と思っても、使ってみなければ、
それがどれだけいいものなのか、わかりません。

名だたる名匠の包丁をもらっても、
何か切ってみなければ、その切れ味がわからないのと
一緒です。

ですから、どんどん、皆さんも失敗を恐れず、
行動して下さい。

そして、今回のメールでRさんが書かれていた

「期待感」

期待感というのは、トレードにおいて、
一番の弊害です。

私もどこかで書いてると思いますが、

期待感=こうなって欲しい

という気持ちを
相場様は容赦なく踏みにじりに来ます。

期待感は、私たち一個人の都合であって、
相場様とは何の関係もありません。

それがあなたの最後の生活費で
これ無くしたら明日のご飯食べられない!
というお金でも、自分の判断を誤れば、
あっさりと、相場様は奪っていきます。

自分の都合だけでは、
トレードで利益を得ることはできません。

常に相場様がどこに行きたいのかを考え、
それに寄り添うこと。

その行き先を図るために
準備の時間を取る必要があるのです。

私のメルマガを読んでいただいてる方は
ご存知だと思いますが、
最初にお配りしているレポートには
破滅の原因=傲慢の弊害が書いてあります。

レンジなどはその顕著な例です。
Rさんの書かれていた通りの事が起こります。

「レンジでホールドしてるから、利益がでない」

いい気づきですね!
そうなんです。
レンジになる可能性も考え、
一旦決済することを考えれば、利益は残ります。

半分決済してもいいですし、
全部利確しても、
ブレイクしたら、最初の押し目で再び入りなおせば
いいだけです。

ただ、これは事前にちゃんとトレードプランを
用意していないとするべきではありません。

トレードに入る前に、

「レンジの下限で買い、上限で一旦売る。
ブレイクしたら、レジスタンスとサポートが
入れ替わった所で再び押し目を拾う」

と、自分の中で決めないと
ポジ病になっていく可能性があります。

(ある程度実力がついたら、
トレードしながらでも構いませんが、
最初の内は、ちゃんと決める事を丁寧にこなした
方がいいです)

先日の図では、時間軸を書きませんでした。
この考えは、どの時間軸でも当てはまるからです。

あの図も、単純化しているので
あの通りきっちりとした綺麗なパターンに
なることは、滅多にありません^^;

日足から四時間、
一時間と全ての足の方向が揃うことは
滅多にありません。

私は必ず月足から相場をチェックしますが、
大きな流れで、この足はどのような役割をするのか?

当たり外れは関係なく、
自由に考えます。

上昇途中の戻りなのか?
それとも、大きな節目を控えて上げつかえなのか?

そこで見るのも、
長期足と短期足のバランスです。

大きな足は、短期の足のトレンドを飲み込みます。
大きな足から見る癖をつけた方がいいというのは
この考えからです。

しかし、その変化の兆しは、
短期の足から、さざ波のように広がります。

Rさんも気がつかれた

「一段下の足で、トレンドフォローする」

このような使い方もできます。

このように短期と長期は
お互いに、双方向に影響し合っています。

大事になってくるのは、
相場が今、どこにいるのか?
そのバランスをよーく見る

という事です。

チャートの見方に関しては、
メルマガの方でもやっていきますし、
基本は、

チャートはOOOである!
という私独自の展開をしていきたいと
思います(笑)
三文字です。

ちょっと先の配信となりますが、
読者さんは考えてみてくださいね。

禅や仏教など心の学問は、
トレードをやっていると、うーん!と唸らされるものがあります。
執着を手放す方法などは、
私もかなり、役に立ちました。
機会をみて、紹介したいと思います。

役に立ったよ!と思ったら、
応援よろしくです^^

ヒナ: