ワールドカップは日本が敗退後は
急に熱が引いたようになってしまいましたが、
まだまだ準決勝、熱い戦いが続いてますね。
ネイマールがまさかの骨折と
なってしまいました・・・!
でも、選手生命に影響はない、というの事ですので
それだけは良かったです。
まだ、22歳ですものね。。
現在の金融市場は主要国が金融緩和へ傾いたおかげで、
お金がじゃぶじゃぶ溢れています。
今現在、世界中に出回っているお金の量は、
リーマンショック前よりも多いです。
余ったお金は儲かりそうな所に集中しますから、
パワーが集中した所にバブルが起こりやすくなります。
ダウが最高値を更新しているのも
このような流れが関係しているかもしれませんが、
先日の雇用統計の強さで、利上げ観測が早まった、
という見方もあります。
利上げが実施されれば、セオリーだとドルは買われ、
株は下がりますが、現在の相場はセオリー通りではなく
トリッキーな動きになるかもしれません。
先週のニュースで気になったのは
中国の新築販売住宅価格の下落です。
5月の70都市販売件数は4月に比べ、
35都市が下落しています。
1月は6年だったのにもかかわらず、
急激なペースで拡大しているようです。
不動産関係のピークアウトは
景気と直結しているので注意しています。
サブプライムローンの時もアメリカの住宅指標関係を
見ていたら、資金を逃がすことができました。
日本のバブル時と比べ
中国の場合は、無尽蔵にお金を貸し付けるのではなく、
セーブしています。
ただ、中国はシャドウバンキングの存在が
どの位あるか、未知数です。
これが「わからない」疑心暗鬼になるリスクがあります。
爆発的な景気が続く国は、ほとんどありません。
どこで、ピークアウトするか?
どこで、転換を迎えるか?
大きな波に対する準備は
したいと思います。
私たちはチャートの波の中で
トレンドを追ったり、
転換を狙ったりと利益を追求しますが、
国単位のトレンド転換も意識したほうが
結果としてリスク管理になります。
発表される数字が信用性に足るものかどうか?
という疑問もありますが、今現在、
どのようなリスクがあるのかを知って心に留めておきましょう。
さてさて今日のお便り紹介は、
エントリーのお悩みです。
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現在のトレードの悩みは、ずばりエントリーのポイントです。
サポ・レジライン、MA、BBで、トレンドフォローの押し戻りをエントリーをしていますが、
なぜかMAを重視してしまい、上昇トレンドでは、MAまで押して止まると入りたくなってしまいます。
その後、M波形を描き一旦は上昇しますが、そのまま調整することが多くなっています。
下落も同じで、MAで止まって再下落したと思ったのもつかの間で、その後、反転していきます。
結局、トレンドの終末期に入ってしまって、反転かレンジ突入という状態になることが多いのです。
サポ・レジライン抜けの2回目までと決めていても、2回目で反転したりというのが現在の悩みです。
エントリーは、本当に難しいです。
考え方が違うのでしょうか。
せっかくなので、図々しくメールさせて頂きました。
宜しくお願いいたします。
これからのヒナさんのご活躍をお祈りしています。
ぜひ、逆襲を成功なさって下さい。
心から、応援しています!!
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ありがとうございます!
時間軸も書いてくれればもう少し詳しく書いてほしかったですが、
いくつか思うところがあるので一緒に考えていきましょう。
まず、エントリーポイントってなんだろう?
という所から考えて行きたいと思います。
メルマガでも書きましたが、私的な定義だと、
「チャートは虫眼鏡で絞り込み、」
「虫眼鏡で光を集めて火をつけるのがエントリー」
だと思っています。
小学生の頃、
屋上で黒い紙持たされて、虫眼鏡で太陽の光を集めて
火をつける実験をした事はあるでしょうか?
私の中ではエントリーとはそういうイメージです。
で、ここで重要なのは、
みんな持っている虫眼鏡の大きさが違えば、
黒い紙や白い紙を持っている人、
晴天の下で虫眼鏡を使っているのではなく、
曇り空なのに、光がなかなか集まらないよ~!
と言っている人もいる、という事です。
虫眼鏡で紙に火がつきやすい条件を
揃えていないから、火がつかないのです。
これはそのまま、トレードで言うと優位性(エッジ)となります。
頂いたお便りはタイミングを重要視するあまり、
そのタイミングが最高に生かされる条件・環境が揃ってないため、
優位性に低いトレードになってしまっている感じが否めません。
トレーダーさんの中にはタイミングが最も大事。
別に流れなんてどうでもいいよね、
という何故か攻撃的な方もいますし、実際面と向かって
言われた事がありますが、正しさは人それぞれですし、
正直そのような意見こそどうでもいいです。
エントリーポイントは相場環境やトレード知識量、
ルールや雰囲気などの要素を優位性の光として、
虫眼鏡を使って一点集中のエネルギーを作りだす事です。
利益の取りやすい条件を揃えて
相場の流れに沿ったほうが、利は伸びやすいし、
逆行も少ないトレードができると思います。
ですから、
相場環境を把握すること=エントリーポイントは
相互関係の働きがあり、
私は、どちらも大事だと思います。
で、お悩みの改善ですが
●上位の足の流れを把握すること。
トレンドや節目の位置の確認。
単一の時間足しか見ていないのか?
複数の時間足を見ているのか?
この違いは大きいです。
●その押し目は何段目なのか?
3段目なら、ダブルトップの確率が高くなる。
MAはおそらくボリンジャーバンドのミドルだと思うのですが、
ここでM時になるパターンを認識しているのであれば、
事前に、
●M字になるパターン
●M字からレンジ
●M字からレンジ上昇
●ミドルで反発
●ミドル下抜け
など、エントリーする前にシナリオをちゃんと立て、
想定外を想定内にしていく。
という事です。
押し目を狙って、M字となる場合は、
同じレベルで止まったと判断した時点で、
利は少ないですが利食いができると思います。
上手くいかないときは、どう転んだら上手く転べるか?
という事から初めて行くと良いと思います。
あとは練習あるのみですね^^
ではでは、今日はここまでです。
お役に立てたら応援よろしくです!