1月のアノマリーからFX相場を視る

こんばんは、ヒナです。

遅ればせながら、
あけまして、おめでとうございます!

本年度もどうぞ、よろしくお願いいたします。

みなさん年末、
お正月はゆっくり過ごせましたか?

私は実家の日本料理屋が
営業していた事もあり、
もうバタバタ名年末年始でした。

でも、お客さんと紅白見たり、
初詣で振る舞い酒飲んだり、
スタバの福袋買いに行ったりと
お正月は満喫できました^^

紅白は、あまちゃん以来、
私の大好きな薬師丸さんが出ていたりして、
かなりテンション上がりました。
あの透き通るお声は、素晴らしいですね。

一緒に見ていたお客さんは
聖子ちゃんと明菜ちゃんで盛り上がってましたが、
明菜ちゃんの時は、ずっとデザイアデザイアと
ぶつぶつ言ってましたね。。。

その後、紅白そっちのけで
80年代アイドルの動画をたくさん見せられ、
勉強させられました笑
なんか、みんな髪型がすごい時代だったんですね。。。

さてさて、正月気分が抜けてない今日この頃ですが、
為替マーケットは通常どおりすでに
開いておりますので少しづつ、
にエンジンをあっためていきましょう^^

一年の計は元旦にあり。

という言葉どおり、一月はこれからの一年を占う上で、
非常に重要なデータとなる月になります。

株式投資の格言に、
「一月効果(January effect)」
と呼ばれるものがあります。

一月の値動きが、これから一年の方向性を
表す確率が高い。

というアノマリーです。

ここで、少しアノマリーについて
考えたいと思います。

以下はあくまで私の意見ですので、
絶対に正しいものではありません。
いつも言っていますが、良いと思ったものだけ
取り入れて下さいね。

アノマリーとは、
相場を構成するパーツの一部です。

あくまでも一部なので、私は絶対視はしないし、
もちろん、アノマリーだけでトレードはしません。

ただ、ほんの少しの優位性(エッジ)得られる
要素だと思います。

それは何故かというと、アノマリーとは
過去の相場の歴史が繰り返してきた
データの積み重ねであり、
トレード参加者の生活の営みが反映されている
ものだからです。

結局、チャートは多くの人の思惑が
どんどん反映されるものなので、
ここがアノマリーの面白い所だなぁと思います。

そしてそれらは、
時に相場のクセを作り出します。

一番わかりやすい例ですと、
もっとも多いと思われる欧米諸国が
クリスマス休暇に向けて取引量が減るので
ポジションが傾きやすくなり、ボラが高くなる、
というのも一つの傾向です。

そして、デキるトレーダーからさっさと
相場を抜け、休暇に入っていきます。

そうなってくると、焦るのは年内までに
結果を出したいトレーダーです。
早く上がって、休暇を満喫したいですよね。

彼らは薄商いを利用して仕掛ける傾向があるので、
値動きが激しくなる(ボラがでる)可能性が
高くなります。

こういう仕組みがあるかも・・・
と知っておくだけで、また一つ
セーフティネットを張ることができます。

あと、根拠的には都市伝説的ではありますが、
ジブリの法則なんかも有名なアノマリーですよね^^
過去ブログで取り上げた時は、かなり好評でした。

さて、一月効果に話を戻します。

先日紹介したフォレックスノート為替手帳にも
巻末に月別陰陽確率がありますが、
これを見ると、10年間の中で一月の
ドル円月足が陰線終わる確率が60%。

為替手帳を持っている人は見て欲しいのですが、
ドルカナダの一月の陽線確率は80%と
かなり面白いことになっています。

こういう通貨を研究するのも
なかなか良いかと思います。

私もかなり準備をする方だと思いますが
周りのトレーダーもかなりこういうデータ面でも
気にする人は多いです。

もちろん、この程度の事は
誰でも手に入れられる情報ですので
それがアノマリーを作る一因となっていると
思います。

要人発言やニュース、チャートの節目でも
多くの人が知り、予測が行動となり、
大きな波となります。

その傾向を知れば知るほど、
先読みする人が増えれば増えるほど、
その方向に相場が動く確率は高くなります。

では、一月効果の通り、
一月の月足は、年足にどの程度影響するのか
気になりますよね。

1990年から2014年までの
25年のデータを見ると、
一月の足と一年の足が同じ方向なのは
25年で13回でした。

これは50%に近い数字なので、
とても優位性があるとは言えません。

私も以前この格言を調べたときには、
何だ~一月効果ってあんまり効かないのか。。。
調べて損した、とがっかりしたものです。

しかし。

おそらく現在日本で一番アノマリーに詳しく
膨大なデータを研究されている方で、
吉田恒氏という方がいらっしゃるのですが
彼の著書やレポートを調べたり読んだりしている内に、
様々な事を学ばせて頂きました。

吉田恒氏は色々と著書が出ていますが、
一番わかりやすいアノマリーの本として、
ムックが出ているので、気になる人は読んでみて下さい。

アノマリーで儲ける! FX投資術2015年版

確かに、そのまま一月の月足と
年足データを比べたら全く優位性はないのですが、

ドル高円安の時
ドル安円高の時

では、確率が異なってくる。
という点に注目しているのが
吉田先生の面白い所です。

どういう事かというと、

一月がドル安円高(月足陰線)になったら、
その年はドル安円高(年足陰線)になる確率が
ここ25年で6割はあるというデータです。

逆に一月がドル高円安(月足陽線)だった場合
年足陽線になる確率は50%以下
というデータがあるので、一月効果は無効です。

ですので、注目するべき所は

「一月の月足が陰線になるかどうか」です。

ただ、これは去年は外れています。
2014年1月(陰線)でしたが、
蓋を空けてみたら、年足バリバリ陽線でした。

ただ、上記で書いたとおり、
一月陰線になる確率は60%ですし、
若干の下げ圧力警戒をしながらトレードして
いこうと思います。

本日も早速NY安⇒日経下げ共に円高に
振れています。

目先は120.80付近が壁になっており、
そのレンジの下限、
今の水準118円半ばで踏みとどまれるか
非常に注目です。、

ここ抜けちゃうと真空地帯の115円台まで
行ってしまう確率が高くなるので・・・。

そして、世界情勢的に
ギリシャのユーロ離脱懸念や、
ドイツの反ユーロを掲げる政党が出てきている事も
ユーロ売りとリスク回避の円買い要素も
一因としてあります。

年が変わると、流れが変わる動きは
世界情勢的にも結構見られますので注意です。

年初からハードな展開ですが、
今年もやるだけの事をやり、
相場様から色々教えて頂きましょう!

今年もどうぞよろしくお願い致します。

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