原油安とドルの関係

こんにちは!
松阪選手、ソフトバンク入りにびっくりした
ヒナです。

寒くなってきましたが、
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

前の記事にも書きましたが、
市場のテーマは相変わらず、
「原油安」で、さらにクローズアップされている
感があります。

原油は決済がドル建てである以上、
ドルと密接な関係があります。

そして、大量のドルの取引が生まれることから
原油価格は私たちがFXをトレードしてく上で、
影響を与えます。

まず、セオリーとして覚えておいて欲しい事は

「ドルと原油は逆相関の関係がある」

という事です。

もちろん、相関はその時々によって変わります。
しかし、注目されている時は
セオリーと思われている方向へ相場は動きます。

原油は決済がドル建てである以上、
ドルと密接な関係があります。

そして、大量のドルの取引が生まれることから
原油価格は私たちがFXをトレードしてく上で、
影響を与えます。

お金は世界を巡る血液です。

ユーロやドル、原油や国の政策などは
臓器に値します。

心臓の調子が悪いと、末端まで血液が行かなくなって
手足がむくんだり、冷たくなってしまったり、
逆に肝臓の調子が良いと、ちょっとの疲れでも
すぐに回復したりします。

たとえば、昨日のドル円120円をつけた動き。

昨日のECBの発表では、
追加緩和期待が先行。

しかし、追加緩和発表はなく、
NY株価は下落しましたが、
来月何らかの発表があるという事で、
相場は機嫌が良くなりました。

その結果、
ユーロがドルに対して売られる展開になり、

ドルが買われる→結果として120円をつけた。
という動きになりました。

この120円を突破した動きというのは
月足で見たら、次の節目はもう124円となりますし、
ドル円に関しては少なくとも選挙までは
この流れになるんじゃないのかな、と思います。

ただ、今日の雇用発表には注意ですが、
ドルは強いな~という感じです。
事前予測では、楽観の雰囲気を感じますが
蓋をあけてみないとわからないですね。

ユーロに関しては、来月何らかの動きが
ありそうです。

追加緩和の規模によっては、
ドルに対し、ユーロが売られる展開となり、
市場の注目がユーロに向かいます。

となると、円が集中的に売られている事態が
穏やかになるか、もしくは利益確定の円高
などトレンド転換が起きるかもしれません。

もし、まだ一つの通貨しか見てない方がいたら、
今の内にせめてユーロドルだけでも
見る癖をつけていきましょう。

さて、現在焦点が当てられている、
原油相場。

円が安いので、ガソリン安くなったな~という
感じはしないですよね。

私たちが実感するまで、タイムラグがありますが
円安で原油高ではなくて、良かった・・・と思います。

今でも少しずつ高くなっている
毎月の食料品の値上がりなどの値幅が
もっと上がっていたと思います。

こういう関係を見ていると、
私たちの世界は流動的なもの、
豆腐のような上に成り立ってるんだなぁと感じます。

ちょっと前までは、90ドル台で大騒ぎでしたから、
今の60ドル台というのは、まさかここまで!
という水準だと思います。

ただ、この水準では止まらず、
もっと下がっていく可能性が高いです。

なぜこんなに原油安になったのかというと、

1 アメリカのシェール革命により、
  アメリカで原油が産出できるようになった。

2 サウジアラビアがアメリカに価格競争を挑んだ。
  (アメリカ向けの原油輸出を値下げ)

3 石油輸出機構(OPEC)が原油価格を
  維持するための減産をしなかった。

などなどの要素が挙げられます。
どちらにしろ、サウジアラビアの意向が強く影響しています。

シェール革命で産出される原油の
損益分岐点は70ドルと言われ、
現在、採算割れになっています。

ただ、原油が安くなることに関しては、
アメリカ政府は楽観的な構えで、容認の構えと
なっているので、まだまだ下がる可能性が高いです。

ドルが強いから原油が下がる。
原油が安いからドルが上がる。

その関係を見ると、目先ドルが弱くなる
要因は少ないかな、と思います。

しかし、何が起こるかわからないのが
相場ですので気をつけていきましょう!

ではでは今日はここまでです。

レポートは来週配布しますので、
お楽しみに^^

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